早期発見が木を守る、オリーブの木狙う害虫対策
前回、オリーブの木を食害するオリーブアナアキゾウムシの対策をご紹介しましたが
他にもオリーブの木を狙う害虫はいます。
ベランダで育てていても、どこからともなく飛んできて卵を産み付けてしまう虫もいます。
日頃の観察を忘れず、早め早めに対処していきましょう!
【テッポウムシ】
カミキリ虫の幼虫。体長5~6㎝程。
幼虫・成虫ともに生木を食す。
成虫のカミキリムシがアゴで茎や枝、幹の中を食べて中に侵入し産卵する。
産卵期間は6~10月。
卵は7~10日で孵化します。
卵は地際部の樹幹に産み付けられ、羽化した幼虫が1~2年かけ木の内部を食害し、最終的に植物を枯らしてしまう。
<対策>
卵や幼虫は見つけ次第駆除すること。
幹の地際に丸い穴があき、木屑がおちていたら要注意のサイン。
穴の中にいる幼虫は針金などで補殺する。
【コガネムシ】
体長は17-23mm。
光沢のある緑色の甲虫。
成虫の5~9月頃出現する。特に7~8月が発生のピーク。
成虫は土中に、数回に分けて150~200個くらいの卵を産みつける。
卵は1~2週間で孵化し、土の中でオリーブの根を食害し冬を越す。
幼虫は体調1~3㎝程。
気温が上がってくるにつれて、蛹となり羽化します。
成虫は飛行して移動するため、ベランダに鉢植えしたオリーブも注意。
<対策>
成虫は見つけ次第補殺。
オリーブの植え替え時に幼虫がいないか確認する。
成虫がいた場合、幼虫も鉢内にいる可能性が高いので確認して捕殺。
鉢カバーなど土の露出を減らし成虫に卵を産ませないようにする。
【ハマキムシ】
ハマキムシとは、ハマキガ科の幼虫の総称。
ハマキムシは、真冬を除いた4~11月頃
年に3~4回ほどのサイクルで発生し、特に7~8月の暑い時期は活発になる。
オリーブの葉や実を食害する。
白い綿状の糸で葉巻のように葉を巻き葉を食べたり、
実に穴をあけて中に入り込み食害する。
<対策>
ハマキムシは、早期の発見と駆除が大切です。
大量に発生してしまうと、すべての葉っぱが糸で綴られてしまい、内部から食害されて植物が枯れてしまいます。
見つけ次第補殺しましょう。
白い綿状の糸で綴られた早、葉巻のように巻いた葉、穴の開いた実をみつけたら中に
ハマキムシが潜んでいる場合が多いので、枝ごと切り取り捨てましょう。
【スズメガの幼虫】
体長7~9㎝の大型の芋虫。6月~10月頃発生。
若い幼虫のうちは食害がわずかで目立ちません。
大量に発生することはありませんが、成長するにつれて食欲がおう盛になり、
短期間に周辺の葉を、枝や茎だけにするまで食べつくし、
体が急激に大きくなります。
そのため幼虫が成長してから気づく場合が多く果樹では収穫量が落ち観賞価値も下がります。
<対策>
株元に黒くコロコロした粒上の糞を見つけたら、
かなりの確率でスズメガの幼虫がいるので
葉裏などを探し見つけ次第、補殺しましょう。
害虫の発生を抑えるには早期発見が大切です。
早期発見をすることで、農薬を使わなくても立派なオリーブの木に育ちます。
また害虫は弱っている植物に寄生するので、強く元気に育てることも予防になります。
日当たりや風通しが良い場所で育て、水はけの良い土に植えるなど基本を忘れないようにしましょう。
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最後までお読み頂きありがとうございました♪
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